「大会当日~競技中~」の版間の差分

提供:StartFLAG ~オリエンテーリング資料館~
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スタートフラッグに到達したら誘導は終わりです。ここから先はどうやって進もうがあなたの自由。1番に向けて道筋を考え、向かいましょう。
スタートフラッグに到達したら誘導は終わりです。ここから先はどうやって進もうがあなたの自由。1番に向けて道筋を考え、向かいましょう。


1番に到着したら、コントロール番号を確認しましょう。オリエンテーリングの大会では多種多様なコースが組まれており、見つけたコントロールはあなたのコースでは使われていないかもしれません。これを識別するのが「コントロール識別番号」で、コントロールに書かれた番号と合致していれば正解です。取り付けられている器具(ユニット)に Eカードをはめて通過証明とします。
1番に到着したら、コントロール番号を確認しましょう。オリエンテーリングの大会では多種多様なコースが組まれており、見つけたコントロールはあなたのコースでは使われていないかもしれません。これを識別するのが「コントロール識別番号」で、コントロールに書かれた番号と合致していれば正解です。取り付けられている器具(ユニット)に Eカードをはめて通過証明とします(これをパンチする、と言います)。


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番号が一致しない場合は 間違ったコントロールに辿り着いてしまったということです。 間違ったコントロールにパンチしてしまっても その後正しいコントロールに正しい順番でパンチすれば失格にはなりません。
番号が一致しない場合は 間違ったコントロールに辿り着いてしまったということです。 間違ったコントロールにパンチしてしまってもその後正しいコントロールに正しい順番でパンチすれば失格にはなりません。


==地図の読み方==
==地図の読み方==
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地図に示されている立入禁止区域には絶対に立ち入らないでください。民家や花壇・耕作地等が該当するほか、様々な理由で大会特有の立ち入り禁止が設定されることがあります。オリエンテーリングは誰かの土地を一時的に使わせていただいていることで成り立っています。地権者や地元の方の迷惑になる行為は厳に慎まなければなりません。
地図に示されている立入禁止区域には絶対に立ち入らないでください。民家や花壇・耕作地等が該当するほか、様々な理由で大会特有の立ち入り禁止が設定されることがあります。オリエンテーリングは誰かの土地を一時的に使わせていただいていることで成り立っています。地権者や地元の方の迷惑になる行為は厳に慎まなければなりません。


地図上では表記されていても現地で分かりにくい場所については青黄テープ誘導で
地図上では表記されていても現地で分かりにくい場所については青黄テープ誘導で囲いがされています。これは立入禁止を示すので絶対に中に入ってはいけません


===フィニッシュ閉鎖時刻を守る===
プログラムにフィニッシュ閉鎖時刻が記載されています。この時刻を超えると会場やコントロールが撤収作業に入るため、必ずこの時刻までにはフィニッシュにたどり着いている必要があります。もし、これを超えてしまうと遭難者として捜索されてしまうので必ず守るようにしましょう。完走が難しいと判断したら棄権してフィニッシュに向かいます。


==ラストコントロールを取ってフィニッシュ==
最後のコントロール(ラストコントロール)をパンチすると、後はフィニッシュに向かいます。ラストコントロールからフィニッシュまではスタートフラッグまでと同じく赤白テープ誘導になっていることがほとんどです。確実にたどりましょう。


フィニッシュにも同様にコントロールが置かれていますので、同様にパンチします。ここで計時終了です。お疲れさまでした!


 スタート地区から地図上の△の場所(スタート地点)までは 再びテープ誘導を辿ります。 これはスタート前の参加者が前の選手の走っていく方向を 見ることができないようにするための工夫です。 スタート地点にもコントロールフラッグ(スタートフラッグ)がありますが、 このスタートフラッグに限ってパンチは必要ありません。 スタート地区からスタートフラッグまでの移動時間は競技時間に含まれます。 また移動中に地図を見ても構いません。
==計センを通過する==
フィニッシュを通過したらすべてのコントロールを通過したかの確認と記録の算出のため、「計算センター(計セン)」にEカードを提出します。無事全て通過していれば完走となり記録が計算され、そうでなければ失格です。失格判定が出た場合、どこを通過していないのか(不通過)、どこで違うコントロールを通過したか(ミスパンチ)を係員が教えてくれます。記憶をたどり、間違いないか思いだしましょう。


 スタート地点(地図上の△)からは1,2,...,と番号の振られた円の中心点を順番に回ります。 途中のルートは参加者が自分で地図を見て決めます。 立ち入りの禁止された場所 (プログラム、公式掲示板、地図の凡例等を参照)以外はどこでも通行できます。 道から外れても構いません。 円の中心点(コントロール)にはコントロールフラッグがあり、 識別のための番号がついています。 これをコントロール位置説明表の第2列の番号と照合して 正しいコントロールに辿り着いたことを確かめます。 番号が合っていればコントロールフラッグに取り付けてある器具(ユニット)に EカードやSIカードを差し込みます。
計センは通常フィニッシュ直後にありますが、フィニッシュから会場までさらにテープ誘導で移動して会場で読み取りの場合があります。この場合カードの提出を忘れがちなので注意してください。提出がないと未帰還者として捜索されてしまいます。


 コントロールフラッグに付いている番号と 地図上のコントロール位置説明表の番号が一致しない場合は 間違ったコントロールに辿り着いてしまったということです。 間違ったコントロールにパンチしてしまっても その後正しいコントロールに正しい順番でパンチすれば失格にはなりませんが、 間違ったコントロールに行ったことに気付かずにそのまま先に進んでしまうと失格になります。 番号を照合しさえすれば気付けることですので確認を怠らないことが肝要です。
==リザルトを確認する==
記録が出たらまもなく結果速報(リザルト)が会場に貼りだされ、順位と記録が確認できます。


 最後のコントロールからは再びテープ誘導を辿って 地図上の◎の地点(フィニッシュ)に向かいます。 インカレなど一部の格式の高い大会では計時線がありますが、 多くの大会ではパンチングフィニッシュと言って フィニッシュにあるコントロールフラッグのユニットにEカードやSIカードを差し込んだ時刻が フィニッシュ時刻として記録されます。
また即座にインターネット上に公開される大会も増えてきました。[https://mulka2.com/lapcenter/ LapCenter]というサイトに「ライブリザルト」が表示されているかもしれませんので、もしあればそこから速報を確認できます。
 
==ルート談義をする==
会場に戻ってきたら、ぜひ同じクラスに出走した他の選手を掴まえて、うまくいったところ、いかなかったところを会話してみてください。地図を囲んで反省して言い訳を言い合うのはレースの大きな楽しみです。

2021年12月2日 (木) 17:10時点における版

スタートフラッグに向かう

スタート枠から飛び出すとそこから計時開始です。地図を開いてコースを確認しましょう。

スタートしたあと、まずは赤白テープ誘導を辿ります。ここに限らず、競技中に必ず通らないといけない区間はすべて赤白テープで誘導されます。

誘導の先にコントロールフラッグが見つかることでしょう。ここが地図上△の中心、スタートフラッグです。計時が開始されるスタート枠の場所とは異なることに注意してください。

1番に向かう

スタートフラッグに到達したら誘導は終わりです。ここから先はどうやって進もうがあなたの自由。1番に向けて道筋を考え、向かいましょう。

1番に到着したら、コントロール番号を確認しましょう。オリエンテーリングの大会では多種多様なコースが組まれており、見つけたコントロールはあなたのコースでは使われていないかもしれません。これを識別するのが「コントロール識別番号」で、コントロールに書かれた番号と合致していれば正解です。取り付けられている器具(ユニット)に Eカードをはめて通過証明とします(これをパンチする、と言います)。

ファイル:コントロール番号.jpg コントロールユニット.jpg

番号が一致しない場合は 間違ったコントロールに辿り着いてしまったということです。 間違ったコントロールにパンチしてしまってもその後正しいコントロールに正しい順番でパンチすれば失格にはなりません。

地図の読み方

地図記号(フォレスト競技)は以下の通りです。 Isom2017legend.jpg

スプリント(公園等)の大縮尺地図では少し異なる記号が使われます。Guild4oにて公開されています。

競技中の注意事項

立入禁止区域に入らない

地図に示されている立入禁止区域には絶対に立ち入らないでください。民家や花壇・耕作地等が該当するほか、様々な理由で大会特有の立ち入り禁止が設定されることがあります。オリエンテーリングは誰かの土地を一時的に使わせていただいていることで成り立っています。地権者や地元の方の迷惑になる行為は厳に慎まなければなりません。

地図上では表記されていても現地で分かりにくい場所については青黄テープ誘導で囲いがされています。これは立入禁止を示すので絶対に中に入ってはいけません

フィニッシュ閉鎖時刻を守る

プログラムにフィニッシュ閉鎖時刻が記載されています。この時刻を超えると会場やコントロールが撤収作業に入るため、必ずこの時刻までにはフィニッシュにたどり着いている必要があります。もし、これを超えてしまうと遭難者として捜索されてしまうので必ず守るようにしましょう。完走が難しいと判断したら棄権してフィニッシュに向かいます。

ラストコントロールを取ってフィニッシュ

最後のコントロール(ラストコントロール)をパンチすると、後はフィニッシュに向かいます。ラストコントロールからフィニッシュまではスタートフラッグまでと同じく赤白テープ誘導になっていることがほとんどです。確実にたどりましょう。

フィニッシュにも同様にコントロールが置かれていますので、同様にパンチします。ここで計時終了です。お疲れさまでした!

計センを通過する

フィニッシュを通過したらすべてのコントロールを通過したかの確認と記録の算出のため、「計算センター(計セン)」にEカードを提出します。無事全て通過していれば完走となり記録が計算され、そうでなければ失格です。失格判定が出た場合、どこを通過していないのか(不通過)、どこで違うコントロールを通過したか(ミスパンチ)を係員が教えてくれます。記憶をたどり、間違いないか思いだしましょう。

計センは通常フィニッシュ直後にありますが、フィニッシュから会場までさらにテープ誘導で移動して会場で読み取りの場合があります。この場合カードの提出を忘れがちなので注意してください。提出がないと未帰還者として捜索されてしまいます。

リザルトを確認する

記録が出たらまもなく結果速報(リザルト)が会場に貼りだされ、順位と記録が確認できます。

また即座にインターネット上に公開される大会も増えてきました。LapCenterというサイトに「ライブリザルト」が表示されているかもしれませんので、もしあればそこから速報を確認できます。

ルート談義をする

会場に戻ってきたら、ぜひ同じクラスに出走した他の選手を掴まえて、うまくいったところ、いかなかったところを会話してみてください。地図を囲んで反省して言い訳を言い合うのはレースの大きな楽しみです。