大会を探す・申し込む
オリエンテーリングの大会は、全国各地で頻繁に開催されています。
大会には大学のオリエンテーリング部や一般のクラブチームなどが主催しているものや、各地のオリエンテーリング協会が開催しているものなどがあります。
開催されている大会を調べるには、大会エントリーサイトや主催者のホームページ等で調べる事ができます。
大会情報サイト
老舗サイト、orienteering.comや森を走ろう!にて大会情報が一覧できます。
大会エントリーサイト
オリエンテーリング大会の申込サイトJapan-O-entrYでは、大会予定はもちろん、多くの大会でサイトから申込が可能です。大会ホームページも兼ねている場合もあります。ただし、グッズ販売や常設コースや各種登録など、大会以外の情報も多数混在していますので、記載されている情報(要項やホームページ)をしっかり確認して参加を検討しましょう。
初めてオリエンテーリングの大会に参加する人に向けた、初心者講習会などが開催されていることもありますので、初めて参加する方は受講してみると良いでしょう。
このような大会には当日参加申込が可能な大会も多くありますので、とりあえず見に行ってみる、現地で雰囲気を見て参加を検討する、ということもできます。しかし、当日申込で参加できるクラスが限られていたり、事前申込で定員になっている可能性もあります。主催者の準備の都合もありますので、できるだけ事前に申し込むようにしましょう。
大会・クラスの選び方
初めてオリエンテーリングの大会に参加するときにまず最初につまづくのが、参加する大会の選び方、参加するクラスの選び方だと思います。
ランニングで長い距離を走れる人やロゲイニングやOMMなどでナビゲーションの経験がある人は、せっかく出るなら長めの大会、難しめのクラスに参加してみたいと思うかもしれません。しかし「道迷いはしません」レベルのスキルではまともに完走できないだけでなく、場合によっては危険を伴います。経験に合わせて無理せず慎重に選ぶようにしましょう。
競技の種類(距離)
マラソンの大会の距離にハーフやフルがあるように、オリエンテーリングの競技にも次のような種類があります。
- ロングディスタンス(優勝設定60-80分程度)
- ミドルディスタンス(優勝設定25-35分程度)
- スプリント(優勝設定12-15分程度)
オリエンテーリングでは距離ではなく「優勝する人で何分かかるか」すなわち「優勝設定時間(ウィニングタイム)」でおおよその長さが示されています。
クラス
そして、性別、年代、ナビゲーションの難易度などでクラスが分けられています。
難易度は難しい方から以下のように分けられます。
E(エリート) A(上級者) B(中級者) N(初心者) これらの組み合わせでクラス名が表記されて、例えば「M35A」というクラスであれば、M = 男性 / 35 = 35歳以上 / A = 上級者 となります。 原則として、21以上だと「その年齢以上」、20以下だと「その年齢以下」という意味になります。ただし、21については「年齢無差別」という意味合いになり、19-20歳やそれ以下の年齢でも参加が認められることが多いです。参加資格は要項に明記されていますのでよく確認しておきましょう。
同じ会場で開催される大会でも、難易度が高くなれなばるほどコントロールが道から大きく入った遠くから見えづらい場所に設置される、どう行けばいいのか一目で分からない、など精度が高いナビゲーションが必要になってきます。
テレイン内が全て公園の場合はどのクラスを選んでも大きな危険はありませんが、森・山のあるテレインでは慎重になりましょう。「山の中で道迷いしない自信がある」という人は「B」から始めてもいいかもしれませんが、そうでない場合はどれだけ体力に自信があっても「N」から始めることをオススメします。
/**添付する写真
大きな大会の大会要項のクラス一覧 レクリエーション的な大会の様子(舗装路脇にコントロールが設置されているような) いかにも難しそうなテレインの様子(岩陰とか深い沢、尾根筋などに設置されたコントロールの様子)**/
エントリー時に確認すべきこと
・会場までの移動手段 自動車 駐車場の予約が必要な場合も 大会バス 大抵、予約が必要 ・計測システム 大別してEMIT(Eカード)とSI有り 自分で所有していない場合は、エントリー時に「レンタル」を選択
大会当日までの準備と注意事項
無事にエントリーが済んだら、大会当日まで準備を整えていきましょう。
ランニングの大会のように開催日前に参加案内書が送られてくるという大会は少なく、大会当日までに要項が更新されてより詳しい内容が追記された「プログラム」が公開されます。
更新される内容には重要な内容が含まれる事も多いので、時々確認するようにしましょう。自分のスタート時間が書かれた「スタートリスト」も事前に発表されます。
プログラムで確認すべきこと
プログラムが発行されたら、特に以下の内容は必ず確認する ・会場までの移動手段 ・スタート時刻 *スタートリストに記載 ・会場からスタートまでの所要時間 この所要時間とスタート時刻から逆算して、会場に到着すべき時刻を把握すること 大会毎に様々だが、中には1時間以上かかるものも。。。
- 大きな大会だと、クラスに依ってスタート地区が異なる場合もあるので注意
・地図の縮尺 クラスに依って異なる場合もあるので注意
持って行くもの
・コンパス ・ディスクリプションケース 位置説明(ディスクリプション)を入れる為のケース 腕に装着する ・安全ピン ゼッケンをウェアに留める為に必要 大会の配布物には含まれない場合が多いので持参するのが無難 ・テープ EMIT(Eカード)に取り付けたバックアップラベルの脱落防止 意外に落ち易いので付けた方が無難 *SIの場合は不要 ・ウィンドブレーカー等の防寒着 大会に依っては、スタート地区からフィニッシュ地区までの輸送サービス有り(会場→スタート地区およびフィニッシュ地区→会場の防寒用) 全ての大会にある訳では無いので注意