大会当日~競技中~
スタートフラッグに向かう
スタート枠から飛び出すとそこから計時開始です。地図を開いてコースを確認しましょう。
スタートしたあと、まずは赤白テープ誘導を辿ります。ここに限らず、競技中に必ず通らないといけない区間はすべて赤白テープで誘導されます。地図上では紫色の破線で表されます。
誘導の先にコントロールフラッグが見つかることでしょう。ここが地図上△の中心、スタートフラッグです。計時が開始されるスタート枠の場所(紫色の太い横棒)とは異なることに注意してください。
1番に向かう
スタートフラッグに到達したら誘導は終わりです。ここから先はどうやって進もうがあなたの自由。1番に向けて道筋を考え、向かいましょう。
1番に到着したら、コントロール番号を確認しましょう。オリエンテーリングの大会では多種多様なコースが組まれており、見つけたコントロールはあなたのコースでは使われていないかもしれません。これを識別するのが「コントロール識別番号」で、コントロールに書かれた番号と合致していれば正解です。取り付けられている器具(ユニット)に Eカードをはめて通過証明とします(これをパンチする、と言います)。
番号が一致しない場合は 間違ったコントロールに辿り着いてしまったということです。 間違ったコントロールにパンチしてしまってもその後正しいコントロールに正しい順番でパンチすれば失格にはなりません。
地図の読み方
地図記号(フォレスト競技)は以下の通りです。
スプリント(公園等)の大縮尺地図では少し異なる記号が使われます。Guild4oにて公開されています。
これらの記述は分かりやすいように砕けた表現を用いています。正式な定義は日本オリエンテーリング協会の規程類のページから、フォレスト競技用のISOM2017、スプリント競技用のISSprOM2019を参照してください。
競技中の注意事項
立入禁止区域に入らない
地図に示されている立入禁止区域には絶対に立ち入らないでください。民家や花壇・耕作地等が該当するほか、様々な理由で大会特有の立ち入り禁止が設定されることがあります。オリエンテーリングは誰かの土地を一時的に使わせていただいていることで成り立っています。地権者や地元の方の迷惑になる行為は厳に慎まなければなりません。
地図上では表記されていても現地で分かりにくい場所については青黄テープで囲いがされています。これは立入禁止を示すので絶対に中に入ってはいけません
フィニッシュ閉鎖時刻を守る
プログラムにフィニッシュ閉鎖時刻が記載されています。この時刻を超えると会場やコントロールが撤収作業に入るため、必ずこの時刻までにはフィニッシュにたどり着いている必要があります。もし、これを超えてしまうと遭難者として捜索されてしまうので必ず守るようにしましょう。完走が難しいと判断したら棄権してフィニッシュに向かいます。
重傷者・急病人を見つけたら救護を優先する
オリエンテーリングは森の中を1人で行う競技ですので、当然危険をはらんでおり、発見が遅れて重大事故につながりかねません。事故により動けなくなってしまった人を万一見かけたら、その場で競技を中断し、救護の協力をお願いいたします。これは世界選手権でも全く同様で、国の威信をかけた2009年のリレー競技中にはある選手が重傷を負った際、その場に居合わせた優勝候補の選手たちが救護に当たりました。出典: Wikipediaティエリー・ジョルジュ
ラストコントロールを取ってフィニッシュ
最後のコントロール(ラストコントロール)をパンチすると、後はフィニッシュに向かいます。ラストコントロールからフィニッシュまではスタートフラッグまでと同じく赤白テープ誘導になっていることがほとんどです。確実にたどりましょう。
フィニッシュにも同様にコントロールが置かれていますので、同様にパンチします。ここで計時終了です。お疲れさまでした!