地図作製
ソフトウェア
OCAD
OCADはオリエンテーリング地図作成ソフトウェアのデファクトスタンダードです。 原図調整、作図、コースセッティングまで一通りのことができます。 有料のソフトウェアで、年間ライセンス制になっています。
いくつかのエディションがありますが、OMAPを作るという目的であれば、"Starter"か"Orienteering"を選びます。 StarterはGPS、DEMに関する機能制限や地図面積などに制約がありますが、一応普通にOMAPを作るうえでは十分な機能を持っています。 また、閲覧するだけであればフリーのViewerもあります。
操作方法などは公式のwikiやYouTubeが便利です。
日本でのOCADの販売/サポートは多摩OLのJoergさんがやっています。
問い合わせ先:joergvetter_at_hotmail.com
Open Orienteering Mapper
OpenOrienteeringMapper(OOM)は、オープンソースのOMAP作成ソフトウェアです。無料で利用することができます。 最近は、OOMで作られた地図もよく見かけるようになりました。OCADファイルのインポート/エクスポートも可能です。
測地系・座標系の基礎知識
日本国土上のどのエリアの地図を作っているのか、現実世界とのつながりを表現するため、「座標系」「測地系」の知識が必須。座標系を正しく定義すれば、GPSとの連携や、境界の接合・下絵との整合が完璧に行え、地図作製が楽に正確に行えるようになる。
詳細は座標の設定より。あるいは、
基盤地図情報の取得
国土地理院が全国の地図データを公開する「基盤地図情報」というサイトがあり、そのデータを取得することで質の良い調査原図を手に入れることができる。
1.地理院地図で航空レーザー測量が入手可能かの確認。(地図の種類のところで、トップ > その他 > 地図の更新情報や提供地域 > 基盤地図情報数値標高モデルの更新情報)
2.併せて磁北の確認
3.基盤地図情報のサイトから必要なデータをダウンロード。数値標高モデル5A(航空レーザー)、なければ5B/5C(写真測量)または10B(25000地形図と同等)。基本項目の水涯線、海岸線、建築物の外周線、道路縁、軌道の中心線を取得。
4.自分が欲しい区画の4隅の座標値を取得[1]
5.VectorMapMakerを使ってDXFファイルを取得
6.OCADファイルに取込。「インポート」機能を使用。基盤地図用に記号セットを作ったOCADファイルを用意しておくのが望ましい。
手順の具体的説明については以下も参照:
リンク集
- IOF MC公式のwiki。ISOMの規定がwiki形式で見れます。今後、記号の使用例や地図調査技術の記事も充実化させていくようです。
現地調査
作図
コミュニティ
- OMAP制作に関する情報交換を行うためのグループです。分からないことがあればここに投稿すればきっと誰か答えてくれます。
- 世界のマッパーが集うコミュニティで、地図の制作方法や表現方法について活発な情報交換が行われています。